総務向け転職エージェント・サイト厳選8社|経験者に聞いた向いている人と役立つスキル&資格も紹介

総務向け転職エージェント・サイト厳選|経験者に聞いた向いている人と役立つスキル&資格も紹介のキャプチャ

総務の転職希望者は、向上心の強い人が多く見られます。

総務職への転職経験がある79人に、「総務職の転職理由」を聞いたところ、以下のような回答が集まりました。

総務職への転職理由アンケート

※アンケートを一部抜粋

  • もともと人材会社で働いており、入退社の方から面接調整などの人事部分にまで仕事が広がると聞いて転職を決意しました(20代 女性)
  • 「一般事務だけじゃなくバックオフィス全般を一人で担ってくれる人」という感じの求人を見つけて、全部できる人になりたい!!!と思い応募して転職しました(30代 女性)
  • それまでいろいろな事務職を経験していたので、その全てを生かしたいと思ったから(40代 女性)

最も多かったのは「スキルアップ・キャリアアップしたい(11人)」です。

次いで「スキルや経験を活かしたい(10人)」、「バックオフィス業務がしたい(10人)」、「誘いや紹介があった(10人)」が続きます。

しかし、高い志を持っていても、総務のポジションは決して多くないため、転職活動に苦労する人も少なくありません。

そこでおすすめなのが、総務向け転職エージェント・サイトの利用です。

市場には出回らないポジションの案件紹介が可能だったり、匿名スカウトを活用したりしながら転職活動が進められます。

当記事では、総務向け転職エージェント・サイト8社を厳選しました。

さらにサービスを利用するメリットや注意点なども紹介しています。

最後まで読めば、総務職の転職活動もスムーズに進められるでしょう。

目次

総務向け転職エージェント・サイト厳選8社とチェックポイント

総務向け転職エージェント・サイトを8社厳選しました。

押さえておきたいチェックポイントもまとめていますので、各サービスの参考にしてみてください。

WARCエージェント|総務職でのキャリアアップ転職を目指す人におすすめ

■WARCエージェントのチェックポイント

  • 経営管理部門専門の人材紹介サービス
  • 「両面型サービス」で高い選考通過率を誇る
  • 豊富な経験と専門知識を有する担当者在籍

WARCエージェントは、総務職でのキャリアアップ転職を目指す人におすすめです。

経営管理部門に特化した人材紹介サービスで、総務職の経験を正しく評価し、役職や待遇アップにつながる求人を数多く保有しています。

担当するのは、「会計士」「戦略コンサル」「FAS」といった多様なバックグラウンドがあるキャリアパートナーです。

経歴や希望を深く理解し、総務としての専門性が活かせるキャリアプランを提案してくれるでしょう。

また、企業と求職者の双方を担当する「両面型サービス」により、企業の本質的なニーズを的確に把握。

強みを引き出すきめ細かなサポートで、選考通過率が高いと評価されています。

さらに「年収アップ」「裁量権の獲得」「テレワーク・時短勤務の可否」など、総務職が重視する条件に合わせた求人を厳選。

業界動向や転職市場の最新情報を「WARC エージェントマガジン」で随時配信しており、情報収集にも役立ちます。

総務職でキャリアの幅を広げたい人は、ぜひチェックしてみてください。

運営会社 株式会社WARC
公式サイト https://agent.warc.jp/
対象エリア 全国
対象雇用形態 非公開
取り扱い業種 幅広くカバー

WARCエージェントを確認する

※「WARCエージェント」公式サイトより(2025年5月17日時点)

MS-Japan|優良企業の総務ポジションを希望する人におすすめ

■MS-Japanのチェックポイント

  • 1990年創業の管理部門・士業に特化した転職エージェント
  • 優良企業の総務ポジション案件を保有
  • 利用者満足度90%以上(※)

MS-Japanは、優良企業の総務ポジションを希望する人におすすめです。

管理部門・士業に特化して35年(※)もの長い歴史がある転職エージェントで、長年の信頼関係から優良企業とのネットワークが非常に強固。

全求人の90%以上(※)が非公開求人となっており、安定基盤の大手企業から成長中の有望ベンチャーまで、質の高い総務求人がそろっています。

総務職をはじめ、人事・総務などバックオフィス領域に精通したキャリアアドバイザーが、経験やキャリアプランをもとにマッチ度の高い求人を紹介。

利用者満足度は90%以上(※)と高く、多くの人が「次回も利用したい」と評価しています。

東証プライム市場上場企業としての安定した経営基盤は、優良企業からの信頼も厚く、他では出会えないレアな総務ポジションに出会えるチャンスも。

「東京」「横浜」「名古屋」「大阪」「京都」の5都市にオフィスを構え(※)、土曜日も面談対応が可能なため、働きながらの転職活動もスムーズに進められるでしょう。

転職後も安定的に働ける企業を希望する人は、MS-Japanを活用してみてはいかがでしょうか。

運営会社 株式会社MS-Japan
公式サイト https://www.jmsc.co.jp/
対象エリア 全国、海外
対象雇用形態 正社員
取り扱い業種 経理・財務、人事・総務、法務・知的財産、経営企画・内部監査、広報・IR・マーケ・購買、秘書・オフィスワーク、会計事務所・監査法人、法律・特許事務所、社会保険労務士事務所、コンサルティング、役員、金融、その他

MS-Japanを確認する

※「MS-Japan」公式サイトより(2025年5月17日時点)

LHH転職エージェント|総務の年収アップ転職を実現したい人におすすめ

■LHH転職エージェントのチェックポイント

  • ハイキャリア向け転職エージェント
  • 利用者の3人に2人が年収アップの成功実績あり(※)
  • 価値観の合う企業の総務転職を目指せる

LHH転職エージェントは、総務の年収アップ転職を実現したい人におすすめです。

総務職専門のキャリアパートナーが、経験や希望を深く理解した上で、年収アップにつながる求人を紹介してくれます。

また、人材サービス企業「アデコグループ」のハイキャリア転職エージェントとして、数多くの企業と取引があるのも特徴のひとつ。

ハイクラス向け総務の案件も充実しており、利用者の3人に2人が年収アップに成功するなど実績も十分です。(※)

単なるスキルマッチではなく、転職希望者と企業双方のビジョンや価値観の一致も考慮した、「ビジョンマッチング」を重視しているのもポイント。

無理な転職はすすめられないので、希望や適性に合った企業を慎重に探せます。

着実に総務として年収アップの転職を実現したいなら、LHH転職エージェントに相談してみるといいでしょう。

運営会社 アデコ株式会社
公式サイト https://jp.lhh.com/
対象エリア 全国
対象雇用形態 正社員、契約社員
取り扱い業種 IT・通信、広告・メディア、メーカー、商社、金融・保険、不動産・建設、コンサルティング・会計・法律、サービス、リテール、運輸・物流、その他

LHH転職エージェントを確認する

※「LHH転職エージェント」公式サイトより(2025年5月17日時点)

リクルートダイレクトスカウト|オファーを待ちながら転職活動をしたい人におすすめ

■リクルートダイレクトスカウトのチェックポイント

  • リクルートグループ運営のスカウトサービス
  • AIによるマッチングで精度の高い総務職のオファーが届く
  • 簡単レジュメ作成で手軽に始められる

リクルートダイレクトスカウトは、オファーを待ちながら転職活動をしたい人におすすめです。

総務職としての経験やスキルをレジュメ(職務経歴書)として登録すると、企業の求める人材要件をAIが分析しマッチングを行ってくれます。

質問に答えるだけでレジュメが完成する簡単な登録方法なので、忙しい総務担当者でも手軽に始められるでしょう。

もちろんプライバシーは厳重に守られているので、スカウトに返信するまでは個人情報も企業側に公開されることなく総務の案件を検討できます。

リクルートグループが運営するサービスで、さまざまな企業も利用しているため、幅広い総務のスカウトを受け取れるチャンスがあります。

自分のペースで転職活動を進めたい総務経験者は、リクルートダイレクトスカウトの活用を検討してみてください。

運営会社 株式会社リクルート
公式サイト https://directscout.recruit.co.jp/
対象エリア 全国、海外
対象雇用形態 正社員
取り扱い業種 IT・インターネット、メーカー、商社、流通・小売・サービス、コンサルティング、マスコミ・メディア、エンターテイメント、金融、建設、不動産、メディカル、インフラ、人材・研修・教育、その他(官公庁・非営利団体)

リクルートダイレクトスカウトを確認する

※「リクルートダイレクトスカウト」公式サイトより(2025年5月17日時点)

パソナキャリア|ハイクラスの総務転職におすすめ

■パソナキャリアのチェックポイント

  • 国内最大級の転職支援実績を誇る
  • 国内上場企業の約7割と取引(※)
  • 管理部門に特化したノウハウが豊富

パソナキャリアは、ハイクラスの総務転職におすすめです。

年収800万円以上のハイクラス求人が約半数を占めており(※)、総務職としてのキャリアアップと年収アップの両方を目指せます。

実際に、パソナキャリア経由での転職では61.7%(※)という高い年収アップ率を実現しています。

総務を含む管理部門系職種は、支援実績全体の50%(※)を占める得意分野であり、業界に精通したコンサルタントが転職活動を徹底サポート。

在籍コンサルタント数も多く、30~45歳のミドル層のハイクラス転職に強みを持っているので、総務職としてのキャリアを積んできた人には信頼できるパートナーだと言えるでしょう。

47都道府県すべてに拠点を持つ希少な転職エージェントでもあるので、地方在住者やUターン希望者でハイクラス転職を目指す人もぜひ活用してみてください。

運営会社 株式会社パソナ
公式サイト https://www.pasonacareer.jp/
対象エリア 全国、海外
対象雇用形態 正社員
取り扱い業種 製造業(メーカー)、商社、流通・小売・サービス、IT、マスコミ・広告、金融・保険、不動産・建設、物流・倉庫・交通、コンサルティング・士業、医療・医薬品、教育・人材ビジネス、環境・資源・エネルギー、その他

パソナキャリアを確認する

※「パソナキャリア」公式サイトより(2025年5月17日時点)

ビズリーチ|総務職としての市場価値を把握したい人におすすめ

■ビズリーチのチェックポイント

  • ダイレクトリクルーティング型の転職サイト
  • 年収1,000万円以上の求人が3分の1以上(※)
  • 多くの優良企業が利用

ビズリーチは、総務職としての市場価値を把握したい人におすすめです。

審査を通過した247万人以上(※)の即戦力人材データベースに登録され、厳選企業から直接スカウトが届きます。

そのため、自分の経歴やスキルがどのように評価されているかが見えてくるでしょう。

とくに総務職は、企業の管理部門として重要なポジションなので、即戦力となる人材を求めている企業が積極的にスカウトを送ってきます。

企業だけでなく、一定の基準を満たした優秀なヘッドハンターからも、総務職の求人を紹介してもらえる可能性も。

さらに、プレミアムステージにアップグレードすれば、次のようなキャリア支援コンテンツも利用でき、よりスムーズな転職活動が可能です。

  • シゴト観診断
  • キャリアコンシェルジュ
  • ビズリーチアカデミー

自分では気づかなかった可能性や、思いもよらなかった好条件の総務職に出会いたい人は、登録してみてはいかがでしょうか。

運営会社 株式会社ビズリーチ
公式サイト https://www.bizreach.jp/
対象エリア 全国、海外
対象雇用形態 正社員
取り扱い業種 IT・インターネット、メーカー、商社、流通・小売、コンサルティング、マスコミ・メディア、エンターテインメント、金融、建設、メディカル、エネルギー、保険、不動産、士業、サービス、運輸・交通、物流・倉庫、その他(教育・官公庁)など

ビズリーチを確認する

※「ビズリーチ」公式サイトより(2025年5月17日時点)

JACリクルートメント|企業の中核を担う総務職の管理職ポジションを目指す人におすすめ

■JACリクルートメントのチェックポイント

  • 管理職やマネジメントなどのハイクラス転職に強い
  • 企業の経営幹部との直接的なリレーションあり
  • 総務職に精通したコンサルタント在籍

JACリクルートメントは、企業の中核を担う総務職の管理職ポジションを目指す人におすすめです。

年収800万~2,000万円以上の高年収ポジションを多く取り扱っており、総務で培った経験やスキルを正当に評価した上で、求人を紹介してくれます。

創業50年の歴史があるハイクラス転職のプロフェッショナル集団として、43万人もの転職支援実績を誇っており、専門知識や企業との強いコネクションを保有。(※)

業界別・職種別の170(※)を超える専門チームが配置されており、総務職に精通したコンサルタントにも相談可能です。

また、約12,000社の企業との取引があり、そのうち75%が非公開求人という特徴から、一般には公開されていない魅力的な総務の管理職ポジションが見つかることも。(※)

さらに、グローバル展開している転職エージェントでもあるため、将来的に海外勤務や国際的な環境での総務職へのキャリアパスも視野に入れられます。

自身の経験や強みをもとに、管理職へのキャリアアップやより成長できる環境を求める人は、ぜひ相談してみてください。

運営会社 株式会社 ジェイ エイ シー リクルートメント
公式サイト https://www.jac-recruitment.jp/
対象エリア 全国
対象雇用形態 正社員
取り扱い業種 金融業界、メーカー(電気/機械)、化学メーカー(化学/素材業界)、自動車/自動車部品業界、エネルギー/インフラ/プラント業界、ファッション/アパレル/スポーツ業界、メディカル(医療)業界、IT(通信/ソフトウェア/SI/コンサルティング)、Webサービス/ゲーム業界、消費財(コンシューマー)業界、流通/外食業界、食品/飲料業界、サービス/物流/商社、不動産/建設業界、コンサルティング

JACリクルートメントを確認する

※「JACリクルートメント」公式サイトより(2025年5月17日時点)

ワークポート|地方の総務職求人を探している人におすすめ

■ワークポートのチェックポイント

  • 全国に拠点を展開しており対面面談も可能
  • 転職コンシェルジュによる手厚いサポート
  • 地方の優良企業とも多数取引あり

ワークポートは地方の総務職求人を探している人におすすめです。

全国47都道府県すべてに拠点を展開している数少ない転職エージェントで、地方在住者でも都心部と同じクオリティの転職サポートを受けられます。

総務職は業種や企業規模によって求められるスキルや業務内容が大きく異なる一方で、地域ごとの求人事情もそれぞれ違います。

そのため、地域ごとの求人事情に精通した地元密着型のサポートが転職成功の鍵となるでしょう。

また、ワークポートではキャリアアドバイザーではなく、「転職コンシェルジュ」という担当者が転職活動を徹底サポート。

コンシェルジュのようにあらゆる要望に応えるというマインドで、一人ひとりに真摯に向きあってくれるため、心強い存在と言えます。

なかなか地方の総務ポジションが見つからない人は、ワークポートにサポートしてもらってはいかがでしょうか。

運営会社 株式会社ワークポート
公式サイト https://www.workport.co.jp/
対象エリア 全国、海外
対象雇用形態 正社員、契約社員
取り扱い業種 ゲーム開発、WEBサービス・広告・コンテンツ制作、システム開発・情報通信、コンサルティング・調査・士業、機械メーカー、食品・消費財メーカー、化学・素材・医薬メーカー、その他メーカー、商社、人材サービス・アウトソーシング、建築・土木・設計、不動産、エネルギー・インフラ、小売・販売、サービス・アミューズメント、教育・保育、金融・保険、医療・福祉・メディカル、その他

ワークポートを確認する

※「ワークポート」公式サイトより(2025年5月17日時点)

業界・条件別|おすすめの総務向け転職エージェント・サイト

業界・条件別|おすすめの総務向け転職エージェント・サイトのイラスト

多くの業界で必要とされる総務職。

とくに人気のある業界やポジション別に、おすすめの総務向け転職エージェント・サイトを紹介します。

製造業の総務を目指す人におすすめ転職エージェント・サイト

製造業の総務を目指す人は、「パソナキャリア」「JACリクルートメント」「マイナビエージェント」「ワークポート」がおすすめです。

パソナキャリアは、国内上場企業の約7割(※1)との取引実績があり、とくに製造業の管理部門求人を多数保有しています。

製造業の総務職に求められる、「工場の安全管理体制構築」「ISO9001/14001対応」などの専門性を理解したコンサルタントも在籍しており、正確な評価を受けられるでしょう。

大手製造業の管理職ポジションに強いのはJACリクルートメントです。

製造業の本社機能における総務職や、工場と本社をつなぐ役割の総務職など、責任あるポジションの求人も紹介してもらえます。

マイナビエージェントは、国内の製造業とのネットワークが強く、中堅・中小メーカーの総務職の求人が豊富です。

製造業が盛んなエリアの総務職求人に強いワークポートは、地方で転職活動する際には押さえておきたいサービスの一つ。

全国各地にある拠点で面談も実施しているので、じっくり対面で相談したい人にもおすすめです。

以下におすすめ理由も紹介しているのでチェックしてみてください。

サービス名 おすすめ理由
パソナキャリア 管理部門系の職種が支援実績全体の50%を占めている。(※1)
JACリクルートメント 創業50年の実績がありハイクラス転職に強い。(※2)
マイナビAGENT 製造業の業界研究や動向情報が充実。
ワークポート 地方の優良メーカーとも取引あり。柔軟な面談スタイルで対応してくれる。

(※1)「パソナキャリア」公式サイトより(2025年5月17日時点)
(※2)「JACリクルートメント」公式サイトより(2025年5月17日時点)

金融業界の総務を目指す人におすすめ転職エージェント・サイト

金融業界の総務を目指す人は、「MS-Japan」「ムービン・ストラテジックキャリア」がおすすめです。

管理部門・士業に特化したMS-Japanは、金融業界にも太いパイプがあり、非公開求人というかたちで魅力的な総務ポジションの紹介を受けられます。

ムービン・ストラテジックキャリアは金融業界特化型の転職エージェントとして、「銀行」「証券」「保険」など、さまざまな金融業態の求人を豊富に保有。

各金融機関の企業文化や、総務部門の位置づけについて詳細な情報提供も可能で、深い理解に基づいたマッチングが期待できます。

各社のおすすめ理由も以下で紹介しているので、参考にしてみてください。

サービス名 おすすめ理由
MS-Japan 管理部門の実績が豊富。金融に強いキャリアアドバイザー在籍。
ムービン・ストラテジックキャリア 金融業界ならではの総務業務を熟知。専門性の高いアドバイスが受けられる。

医療・ヘルスケア業界の総務を目指す人におすすめ転職エージェント・サイト

医療・ヘルスケア業界の総務を目指す人は、「doda」「パソナキャリア」がおすすめです。

総合型の転職サービスであるdodaは、「病院」「クリニック」「製薬企業」「介護施設」などの総務職求人を多数保有。

病院経営や医療事務の知識を持つコンサルタントも在籍しており、医療機関の総務職として必要なスキルや適性も熟知しているため、マッチング度の高い求人を紹介してくれます。

パソナキャリアも医療・ヘルスケア業界の求人を多数保有しており、とくに製薬企業や医療機器メーカーといった事業会社の総務職求人に強いです。

利用者満足度も高く、異業種からの転職相談もしやすいでしょう。

医療・ヘルスケア業界は今後も成長が期待される分野なので、興味がある人は今回紹介した2社に相談してみてください。

サービス名 おすすめ理由
doda 医療業界の求人が豊富。メディカル業界専任のキャリアアドバイザー在籍。
パソナキャリア 医療関連企業の内部統制やコンプライアンス要件に精通。

IT・ベンチャー企業の総務を目指す人におすすめ転職エージェント・サイト

IT・ベンチャー企業の総務を目指す人は、「WARC エージェント」「ビズリーチ」がおすすめです。

ベンチャー企業の成長フェーズごとに必要な人材要件を熟知しているWARCエージェントは、多様なバックグラウンドを持つコンサルタント陣のサポートが受けられます。

「WARC エージェントマガジン」では、管理部門&IT・ベンチャーの転職最新情報も配信しており、業界動向の把握にも役立つでしょう。

成長企業から直接スカウトが受けられるのはビズリーチです。

IT企業はもちろん、ベンチャーやスタートアップといった企業にも活用されており、総務ポジションのオファーが期待できます。

おすすめ理由も紹介しているので、参考に決めてみてください。

サービス名 おすすめ理由
WARCエージェント ベンチャー・IT企業の成長フェーズごとの人材要件に精通。
ビズリーチ 年収1,000万円以上の求人多数。ハイクラス転職が目指せる。

外資系企業の総務を目指す人におすすめ転職エージェント・サイト

外資系企業の総務を目指す人は、「JACリクルートメント」「LHH転職エージェント」「エンワールド」「ロバート・ウォルターズ」がおすすめです。

世界11カ国・33拠点(※1)のグローバルネットワークを持つJACリクルートメントは、外資系企業に強く、総務職の求人も保有しています。

英文レジュメ作成から英語面接対策まで、外資系企業への転職に必要な一連のサポートが充実しているのも特徴です。

LHH転職エージェントはスイスに本社を構えており、世界60の国と地域(※2)におけるネットワークを活かした外資系企業の求人紹介に強みを持っています。

企業と求職者の両者を同じコンサルタントが担当する「360度式コンサルティング」で、高精度なマッチングが期待できます。

エンワールドは、外資系・グローバル企業の人材紹介に特化した転職エージェントです。

バイリンガル人材の転職支援に実績があり、英語力を活かした外資系企業の総務職を目指す人に向いているでしょう。

世界31カ国(※3)に展開するロバート・ウォルターズは、外資系企業のミドル〜ハイクラスの総務職求人に強みを持っています。

求められるスキルやレベルは高いですが、高待遇の求人も多くキャリアアップ転職にはおすすめです。

外資系企業の総務転職には、英文レジュメの作成や英語面接の対策も必要になるため、今回紹介している専門性の高い転職エージェントを活用するといいでしょう。

サービス名 おすすめ理由
JACリクルートメント 外資系企業の総務職に精通したコンサルタントが多数在籍。
LHH転職エージェント 多国籍のコンサルタントに相談可能。多様な視点のアドバイスがもらえる。
エンワールド 英語力を活かした総務ポジションの紹介実績多数。
ロバート・ウォルターズ グローバル企業の企業文化に深い理解あり。

(※1)「JACリクルートメント」公式サイトより(2025年5月17日時点)
(※2)「LHH転職エージェント」公式サイトより(2025年5月17日時点)
(※3)「ロバート・ウォルターズ」公式サイトより(2025年5月17日時点)

役員秘書・経営層サポートの総務を目指す人におすすめ転職エージェント・サイト

役員秘書・経営層サポートの総務を目指す人は、「JACリクルートメント」「ビズリーチ」「MS-Japan」がおすすめです。

JACリクルートメントは、企業の経営幹部との直接的なリレーションを得意としており、役員会事務局や秘書室などの「経営層に近い総務職」に詳しいコンサルタントが多く在籍。

職場環境や企業文化はもちろん、経営者の人柄や仕事スタイルまで含めた情報を得られ、入社後のミスマッチを防げます。

企業が直接求職者にアプローチできるビズリーチは、役員秘書や経営サポート人材の採用において経営者自身が関わるケースも多いです。

そのため、秘匿性の高いスカウトが行われることも珍しくありません。

管理部門・士業に特化したMS-Japanは、上場企業の取締役会事務局や役員秘書など、コーポレートガバナンスに関わる総務職の転職支援に実績があります。

以下のおすすめ理由も参考に、利用するサービスを選んでみてください。

サービス名 おすすめ理由
JACリクルートメント 年収800万~2,000万円以上の高年収ポジションを多数保有。
ビズリーチ 厳選された企業からマッチ度の高い直接スカウトが届く。
MS-Japan 全求人の90%(※)が非公開求人。上場企業の求人に強みあり。

※「MS-Japan」公式サイトより(2025年5月17日時点)

総務向け転職エージェント・サイトを利用するメリット

総務向け転職エージェント・サイトを利用するメリットは以下のとおり。

総務向け転職エージェント・サイトを利用するメリットのイラスト

それぞれのメリットについて紹介するので、参考にしてみてください。

メリットその1、総務職の専門知識を持つアドバイザーからサポートを受けられる

一つ目のメリットは、総務職の専門知識を持つアドバイザーからサポートを受けられる点です。

総務職の市場価値や求められるスキル、キャリアパスについて深い知見を持つアドバイザーの存在は、転職活動を大きく有利に進める鍵になります。

転職エージェントによっては、総務専門の担当者が在籍していないこともあります。

しかし、総務向け転職エージェントなら、総務経験や志望動機に合わせた具体的かつ実践的なアドバイスがもらえるでしょう。

自分では気づかなかった総務職としての強みや市場価値を発見できる可能性も高まります。

とくに、以下に該当する人は、総務職の専門知識を持つキャリアアドバイザーからのサポートが有効です。

  • 総務としてのキャリアの棚卸しに不安がある
  • 総務職としての市場価値に確信が持てない
総務職への転職を考える際は、自分だけで判断せず、総務向け転職エージェントを活用しながら自分に合ったキャリアを見極めてください。

メリットその2、総務職の最新市場トレンドを把握できる

総務職の最新市場トレンドを把握できるのもメリットの一つです。

常に数多くの企業と接点を持つ総務向け転職エージェント・サイトは、採用動向や求人ニーズの変化をリアルタイムで感じ取っています。

デジタル化の進展やグローバル化、働き方改革などの影響を受けて、役割や求められるスキルが急速に変化している総務職。

最新情報へのアクセスは、転職成功には欠かせません。

近年の総務転職では、以下のような点を重視する企業も増えています。

  • デジタルツールを活用した業務効率化の経験
  • リモートワーク環境下でのオフィス管理経験
  • BCP(事業継続計画)の策定・運用経験

また、総務向け転職エージェント・サイトでは次のような総務職のトレンド情報を提供しています。

サービス名 提供情報
JACリクルートメント 経営幹部との直接的なリレーションによる最新ニーズ
パソナキャリア 管理部門特化型のセミナーや市場動向レポートの提供
ビズリーチ ハイクラス向けキャリア・転職コラムでの最新情報発信
ワークポート 企業別採用選考ポイントや転職・仕事の調査データの提供
単に求人を探すだけでなく、各サービスが提供する市場トレンド情報も積極的に活用しましょう。

メリットその3、異業種での総務職の可能性を見いだせる

総務向け転職エージェント・サイトを利用することで、異業種での総務職の可能性も見いだせます。

なぜなら、多様な業界の求人を保有しているため、総務職に共通するスキルや知識を別業界でも活かしやすいからです。

そのため、異業種への転職のハードルは比較的低いと言えます。

たとえば、「銀行からIT企業」や「メーカーから外資系企業」の総務職など、業界を超えたキャリアチェンジの実現事例は多いです。

ただ、一人で転職活動を進めると、どうしても視野が狭くなってしまいます。

選択肢を広げるためにも転職エージェント・サイトを活用し、キャリアアドバイザーからの提案や、さまざまな業種の企業からスカウトを受けるといいでしょう。

思いがけない業界や企業との出会いが、総務キャリアに新たな可能性をもたらすかもしれません。

とくに、総務職のキャリアアップや異業種転職を検討している人には活用がおすすめです。

総務向け転職エージェント・サイトを利用する際の注意点

総務向け転職エージェント・サイトを利用する際の注意点は以下のとおりです。

総務向け転職エージェント・サイトを利用する際の注意点のイラスト

それぞれの注意点について詳しく解説するので、利用時の参考にしてみてください。

注意点その1、希望に合った総務職求人を紹介されないこともある

総務向け転職エージェントを使っても、希望に合った総務職求人を紹介されないことがあります。

企業によって業務範囲や求められるスキルが大きく異なる総務職なので、キャリアアドバイザーが細かな違いを十分に理解していないケースもあるからです。

知識不足の担当者がついた場合、総務職という大まかな括りでマッチングが行われてしまうことにもなりかねません。

総務の仕事には以下のような種類があります。

総務職の種類 主な業務内容
庶務中心の総務職 来客対応、備品管理、社内イベント運営など
施設管理中心の総務職 オフィス環境整備、移転プロジェクト、セキュリティ管理など
株式関連業務中心の総務職 株主総会運営、役員会運営、IR対応など
広報・IRを含む総務職 社内広報、企業イメージ管理、投資家対応など
リスク管理中心の総務職 BCP策定・運用、危機管理対応、コンプライアンス推進など

担当者の経験や知識にばらつきがあると、場合によっては「施設管理を中心とした総務職」を希望しているのに、「株主総会運営や役員対応がメインの総務職」を紹介されることも。

初回の面談時には、希望する総務職の具体的な業務内容や範囲を明確に伝えるようにしてみてください。

もし紹介された求人が希望と合わない場合は、遠慮せずにフィードバックを行い、よりマッチ度の高い求人を探してもらうといいでしょう。

注意点その2、すべての総務職求人にアクセスできるわけではない

総務向け転職エージェント・サイトを利用しても、すべての総務職求人にアクセスできるわけではありません。

各社で得意とする企業規模や業界の求人が異なり、企業側も採用戦略に応じて利用先を選んでいます。

たとえば、大手企業の管理職求人に強いサービスもあれば、中小企業やスタートアップの総務求人が中心のサービスも。

さらに、総務職の求人の中には、企業が特定の転職エージェントにのみ非公開で出している「独占求人」も存在します。

総務は会社の規模や業種に関わらず必要ですが、人員が不足していても今後増やす予定の企業は少ないのが現状です。

そのため、利用する転職エージェント・サイトによっては希望する求人に出会いにくいこともあります。

いくつかの転職エージェント・サイトを併用し、アクセスできる求人の選択肢を増やせるようにしておくといいでしょう。

注意点その3、総務のみに特化した転職エージェント・サイトはほとんどない

残念ながら、総務のみに特化した転職エージェント・サイトはほとんどありません。

総務職は『管理部門』という大きなカテゴリーの一部として扱われることが多く、「人事」「経理」「法務」などと同じグループにまとめられているからです。

IT業界や営業職のように市場規模や求人数がとくに多いわけではないため、総務職だけに特化したサービス運営が難しいという背景もあります。

そのため、総務職の特性を深く理解している総務専任のキャリアアドバイザーにも出会いにくいのが現状です。

ただし、総務特化型でなくても、管理部門に強みを持つ転職エージェントなら、総務職の支援実績豊富な担当者が在籍している可能性は高まります。

当記事で紹介している総務向け転職エージェントは、総務職の転職支援の十分な実績があるので活用してみてください。

総務向け転職エージェント・サイト選びのコツ

総務向け転職エージェント・サイト選びのコツを紹介します。

総務向け転職エージェント・サイト選びのコツのイラスト

それぞれのコツを詳しく解説するので、選ぶ際は取り入れてみてください。

コツその1、総務の専門性・キャリアステージ・担当者の知識レベルを総合的に考慮する

まずは、総務の専門性・キャリアステージ・担当者の知識レベルを総合的に考慮して選ぶといいでしょう。

多様な専門分野がある総務職なので、自分の経験や目標に合った転職エージェントを利用すれば、より的確な求人紹介やキャリアアドバイスが期待できます。

さらに、若手から管理職までキャリアステージに応じたサポートに強みを持つサービスもあります。

キャリアステージ サポートの強みとサービス例
若手総務職(1〜5年) 価値観を軸にした長期的キャリアプラン設計(例:マイナビエージェント)
中堅総務職(5〜10年) 管理部門専門で豊富な非公開求人を保有(例:MS-Japan)
管理職総務(10年以上) 年収1,000万円以上の求人や経営層との直接リレーション(例:JACリクルートメント)

自分の現在の立ち位置に合ったサービスを選ぶことが大切だと言えるでしょう。

さらに押さえておきたいのが、担当者の総務職に関する専門知識です。

良質な担当者の見極め方は以下のとおり。

  • 総務職の業務範囲を細分化して質問してくる
  • 業界ごとの総務職の特性を理解している
  • 最新の総務職トレンド(RPAやデジタルツール活用など)に言及する
  • 具体的な成果や改善事例が引き出せる質問をする
  • 保有求人の総務業務内容を詳細に説明できる
積極的に専門性や将来のキャリアプランについて相談し、信頼できる転職エージェントを選びましょう。

コツその2、地域の特性を念頭に置く

転職を希望する地域の特性を念頭に置くことも忘れないようにしましょう。

総務職は都市部と地方で求人数や必要スキル、年収水準に大きな差があるため、地域ごとの事情に精通したプロのサポートは欠かせないです。

地方の総務職は幅広い業務を担当することが多く、「何でも屋」的な役割が求める企業も少なくありません。

そのため、地域に根ざした総務向け転職エージェントなら、地域特有の求人情報や面接対策など、役立つアドバイスを提供してくれます。

一方、都市部の総務職は専門性が高く、ハイクラス求人やグローバル企業のポジションも多いため、高度な知識や経験を求められることが一般的です。

以下に地域ごとの総務職の特徴をまとめました。

地域 総務職の特徴
東京・首都圏 専門性の高い総務職が多く、年収も高め
大阪・名古屋 中堅企業の総務職も多く、幅広いスキルが求められる
地方中核都市 地元密着型企業の総務職が中心、安定志向
地方小都市 「何でも屋」的な総務職が多く、幅広い業務を担当
海外・グローバル 語学力を活かした国際的な総務業務

地域特性を踏まえた転職エージェント選びは、求人の質だけでなく、転職活動全体の質を高めることにつながります。

まずは自分が働きたい地域の市場動向や総務職の特徴を理解し、希望する勤務地に強みを持つサービスに相談してみてください。

コツその3、自分の描く総務職の将来像に合わせる

自分の描く総務職の将来像に合わせて選ぶのも大切です。

「管理職志向」「専門職志向」「グローバル志向」など、目指す方向によって必要なサポートが異なります。

管理職を目指すなら、高年収の管理職求人が多いサービス、専門職を目指すなら特定分野に詳しいサービスが適しています。

また、ワークライフバランスを重視したい人は、柔軟な働き方に理解のある求人を扱っているかもチェックしてみてください。

初回面談では自分のキャリアプランを伝え、実現のために適した求人や企業について具体的に質問し、納得できる回答を得られるか確認することがポイントです。

自分の将来像に合う総務向け転職エージェント・サイト選びは、満足度の高い転職につながります。

登録前に、自身のキャリアビジョンを明確にしておくといいでしょう。

経験者に聞いた|総務職に向いている人と役立つスキル&資格を紹介

総務転職を目指す人にとって、経験者の口コミは、ヒントや参考にできる情報があるので非常に役立ちます。

そこで、総務職への転職経験がある79人に、以下内容について聞いてみました。

  • 総務職に向いている人
  • 総務職で役立ったスキル&資格

回答結果を紹介するので、転職活動の参考にしてみてください。

総務職に向いている人の特徴7つ

総務職に向いている人の特徴は次の7つです。

総務職に向いている人

※アンケートを一部抜粋

  • 決して目立つ役割ではないですが、社内が円滑に回るようあちこちに気を配ることができないと務まりません(30代 女性)
  • 周囲に気配りができ、臨機応変な対応が得意な人に向いていると思います。地味な仕事もコツコツ丁寧にできる方が活躍しやすいです(40代 男性)
  • 業務が多岐に渡り複数の業務を同時進行で対応する場面が多いため、マルチタスクを得意とする人に向いていると思います(50代以上 女性)

79人の回答で最も多く挙がったのは「気配りができる人(19人)」でした。

具体的には、「社内が円滑に回るようあちこちに気を配れること」などの回答が見受けられます。

続いて多かった「コツコツ取り組めるひと(16人)」も、日常的なサポート業務や地道な活動が多い総務職に合っています。

さらに、業務は多岐にわたり複数案件を同時進行する場面も多いため、「臨機応変に対応できる人」「マルチタスクが得意な人」といった柔軟性や処理能力も欠かせないようです。

まとめると、「気配り・コツコツ・マルチタスクが得意な人」は総務向きと言えるでしょう。

今回の回答で挙がった特徴が複数合う人は、総務職に向いている可能性が十分あるので、転職活動を積極的に進めてみてください。

総務職で役立ったスキル&資格5選

総務職で役立ったスキル&資格5選は以下のとおりです。

総務職で役立ったスキルや資格アンケート

1位は「オフィス系ソフトのスキル(34人)」でした。

WordやExcelなどの基本的な操作に加え、Excelでは関数やグラフ作成、資料作成ではスピードや正確性など、実務で使いこなせるレベルが求められます。

回答の中にはMOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)資格を取得している人もいましたが、必ずしも資格保有が条件となるわけではなく、あくまで実用的に使えることが重要と考えられているようです。

2位は「簿記の資格(23人)」。

経理や会計業務を兼務する場合や、仕訳や伝票処理の理解が必要な場面で活かされたという声が寄せられています。

また3位には「コミュニケーション能力(15人)」がランクイン。

部署間調整や社内外対応など、総務特有の業務で重視されていることがうかがえます。

このほか「秘書検定」や「マルチタスク能力」も挙がっており、多岐にわたる業務を効率よくこなし、同時進行できる力が評価されていることがわかりました。

総務転職に向けてスキルを磨きたい人や、資格取得を検討している人は、回答が多かった5選の中から目標を選んで取り組んでみてはいかがでしょうか。

スキルを磨きながら資格取得を目指す方法もおすすめです。

Q&A|総務向け転職エージェント・サイト利用時の質問集

総務向け転職エージェント・サイト利用時によくある質問集を用意しました。

同じような質問がある人は、Q&A形式で紹介しているので確認してみてください。

Q.40代以上でも総務職への転職チャンスはありますか?

A.豊富な社会経験やビジネスマナー、人脈などを評価される場合も多く、チャンスは十分あります。

総務職は組織の中枢を担い、役員や他部署との調整が重要な役割であるため、年齢を重ねることで培われる以下のような能力が高く評価される職種です。

  • ビジネス経験の豊富さ
  • 対人スキル
  • 問題解決能力

たとえば、「総務部長」や「総務課長」のような管理職ポジションになると、若手よりもむしろ40代以上に適性があると判断されるケースも多いです。

とくに中堅・大手企業では、「社内調整」「対外的な折衝」「危機管理」などの複雑な業務が求められます。

過去のさまざまな経験や人脈が活きる場面も多く、40代以上の経験豊富な転職者が重宝されています。

また、「製造業」や「金融業」など伝統的な業界では、企業文化や業界慣行への理解が求められるため、社会人経験の長い40代以上が歓迎されるケースも。

40代以上の総務職転職の成功ポイントを以下にまとめたので、ぜひ参考にしてみてください。

  • これまでのキャリアで培った専門性(例:施設管理、株式業務、BCP対策など)を明確にアピールする
  • 若手と比較して優位性のある経験(役員対応、複雑なプロジェクト管理など)を具体的にアピールする
  • デジタルツールやITリテラシーなど、現代の総務職に求められるスキルも積極的に習得・アピールする
  • 柔軟性や学習意欲をアピールし、「経験があるから変われない」という印象を与えないようにする
  • 年齢に見合った報酬額が提示されている求人を選ぶ

Q.総務職の市場価値を上げるためにどんなスキルを身につけるべきですか?

A.「専門的なスキル」「マネジメントスキル」「デジタルスキル」「語学力」の4つの領域でスキルアップを目指すといいでしょう。

市場価値の高い人は、「縁の下の力持ち」的な役割ではなく、「経営戦略を支える戦略的パートナー」のような、より高度で多様なスキルを保有しているからです。

各領域のスキル分野を紹介するので、自分が将来目指したい総務職分野に特化したスキルアップを図ってみてはいかがでしょうか。

領域 スキル分野
専門的スキル 株式実務・IR業務、コンプライアンス・リスク管理、法務知識、ファシリティマネジメント
マネジメントスキル プロジェクトマネジメント、 予算管理、 チームマネジメント、 経営層への提案力
デジタルスキル 業務効率化、データ分析・可視化、クラウド/SaaS運用、リモートワーク整備
語学力 英語力

Q.総務経験だけで他の管理部門の職種に転職は可能ですか?

A.自身の総務経験の内容によって難易度は変わってきますが、可能性は十分あります。

とくに中小企業の総務職は、「管理部門の何でも屋」として人事や経理業務の一部を担当していることも多く、経験が活かせる専門部門へのキャリアチェンジが可能な場合も。

総務職として以下のような経験があれば、管理部門の他の職種への転職も期待できるので、チェックしてみてください。

希望する管理部門 活かせる総務職での経験
人事部門 社内イベントの運営、福利厚生の管理、社員の勤怠管理、採用サポート、研修運営などの経験。
経理部門 経費精算、予算管理、固定資産管理、備品発注・管理などの経験。
法務部門 契約書管理、各種規程の整備・運用、株主総会運営、取締役会事務局などの経験。
購買部門 備品の発注・調達、各種サービスの発注・管理、ベンダー管理などの経験。

さらに、総務職から他の管理部門への転職を成功させるためには、次のポイントも押さえておくといいでしょう。

  • 転職先の部門に関連する資格を取得する(例:経理部門なら簿記など)
  • 現職の総務業務の中で、希望する部門に関連する業務を積極的に担当し、実績を作る
  • 社内での部門異動の可能性を探る(外部転職よりハードルが低い場合も多い)
  • 管理部門全般に強い転職エージェント(例:MS-Japanなど)に相談する
  • 面接時には総務経験の中から関連部門の業務経験を重点的にアピールする

業界や企業規模によっても難易度は変わってくるので、管理部門全般に強い転職エージェントに相談しながら転職活動を進めるのがおすすめです。